下座 三輪 – みわ 【作者】 不詳【季節】 秋(九月)【所】 大和・三輪【物語】大和国の三輪山に庵を結ぶ玄賓僧都のもと毎日、樒と閼加の水を持って、どこからともなく一人の女が現れる。 いつものように庵を訪ねて来た女は、秋も暮れて夜寒をしのぐ衣を僧都に乞う。僧都は... 2025.01.17 下座演目
演目 三本柱 – さんぼんばしら 大果報の者が普請をし、山に木を三本切らせてあるので冠者を取りにやらせる。 ただし、 一人が二本ずつ持ってくるようにと注文を出す。 山に着いた三人は、はじめ一人が一本ずつ持つがこれでは主人の注文に当てはまらぬので考えた末に、太郎の案で二本の柱... 2025.01.17 演目狂言
上座 猩々 – しょうじょう 【作者】 不詳【季節】一 秋(九月)【所】軒 ・潯陽の江【物語】中国は金山の麓、揚子汀のほとりに住む高風は、市に出て酒を売れば富貴の身になるという不思議な夢を見る。その通りにすると次第に富貴の身となった。もう一つ不思議なことがあり、市ごとに... 2025.01.17 上座演目
上座 船弁慶 – ふなべんけい 【作者】 観世小次郎信光【季節】 冬(十一月)【所】摂津・大物の浦源義経は兄頼朝との不和からその疑いを晴らすため西国落ちを決意し、摂津の国大物の浦に到着する。静御前もここまでついて来たのであるが、弁慶の諫で都に帰す事になったが聞き入れず、義... 2025.01.17 上座演目
狂言 末広 – すえひろ 【物語】果報者(富豪)が祝宴の来客の進物用に末広がり(扇の一種)を買い求めるため、太郎冠者を都へ使わす。末広がりが何であるかを知らない太郎冠者は末広がりを買おうと呼び歩いていると、都の男に呼び止められ事情を聞きかれる。太郎冠者が末広を知らな... 2025.01.15 狂言
狂言 節分 – せつぶん 【物語】節分の夜、 夫が出雲大社へ年取りに出かけたので、一人で留守番をしている女のところへ蓬莱の島から鬼が訪れる。美しい人妻に心を奪われた鬼は言い寄るが、冷たくされて、ついには泣き出してしまう。その様子を見た女は、 同情しなびくと見せかけて... 2025.01.14 狂言
祭事 王祇祭に関わる神事・行事 2月1日から2日にかけての旧例祭(王祇祭)は、特に黒川の地域・人々にとって最も大切な祭りで、関係者は一カ月の物忌みと精進の生活をおくる。興行(こうぎよう)1月3日、上座・下座の能太夫の家で、神官、太夫をはじめとする座の人々が、守護神の御尊面... 2025.01.12 祭事
下座 岩船 – いわふね 【作者】不詳【季節】秋【所】摂津・住吉【物語】当今に仕える臣下が高麗・唐士の宝を買い取るよにとの宣旨を受け住吉の浦に下る。 市に来てみると、姿は唐人で言葉は日本語の童子に逢う。 童子は持っている宝珠を大君に捧げるという。臣下は疑問に感じなが... 2025.01.11 下座演目
演目 大地踏(だいちふみ) 能楽とは異なる黒川能独特の演目で、 稚児によって演じられる。 作者は法光院に身を寄せられた法然上人との説や、法光院別当の作との言い伝えがある。大地踏を務める子供は男児と決まっているが、上座と下座では出立が違っていて、上座は男装、 下座は女装... 2025.01.11 演目
下座 高砂 – たかさご 【作者】不詳【季節】春(二月)【所】播磨・高砂の浦→摂津・住吉【物語】肥後阿蘇神社の神主友成は、旅の途中、播磨国高砂も浦に立ち寄ると老翁と老婆が来て松の木陰を掃き清めるので、高砂の松とはどの木か尋ね、高砂・住の江の松は国を隔てた土地であるの... 2025.01.11 下座演目