狂言 痺 -しびり 【物語】主人は、 太郎冠者に、堺へ行き宴席の肴を求めてくるよう命じる。 気が進まない太郎冠者は、「家の中の用事があるので」 と代わってもらおうとするが誰もいない。突然、太郎冠者は 「痛い、痛い」と叫び座りこんでしまう。主人が訪ねると、 持病... 2025.04.06 狂言
下座 鶴亀 – つるかめ 【作者】 不明【季節】 春【場所】 中国 皇帝の宮殿【あらすじ】皇帝に仕える官人が、皇帝の月宮殿行幸の事を一同に触れる。皇帝が大臣を従えて登場する。 一年の節会の事始めとして日月を拝礼する。臣下一同は、皇帝を拝礼し、その宮殿をたたえる。 ... 2025.04.06 下座演目
上座 宮川 – みやがわ 【作者】 不明【季節】 夏【場所】 伊勢(宮川)【物語】丹後国与謝郡の真名井原の神職が、所縁がある伊勢の豊受大神宮に参詣したところ、川で鮎をとる宮人と出会う。豊受大神宮は、始め丹後にあったものを、雄略天皇の卸代にこの地に遷座されたものであっ... 2025.04.06 上座演目
下座 鐘巻 – かねまき 【作者】観世信光【物語】 紀州道成観世信光寺の釣鐘が失われてから久しく時が経ったが、 ようやく再興なり、その供養の日、住職は能力に女人禁制を命じ、供養の法会を行う。そこへ供養を拝みに白拍子が来るが、女人禁制だと断られ、「遠寺の晩鐘、洞庭の月... 2025.03.16 下座演目
上座 羅生門 -らしょうもん 【作者】 観世信光【季節】 早春【物語】 春雨の続くころ、源頼光の館では、渡部綱、平井保昌をはじめ家来一同が集まって酒宴を催していた。 その席上で、羅生門に鬼が出るといううわさが話題になり、実否について綱と保昌の言い争いになる。綱は自分で確... 2025.03.16 上座演目
下座 三輪 – みわ 【作者】 不詳【季節】 秋(九月)【所】 大和・三輪【物語】大和国の三輪山に庵を結ぶ玄賓僧都のもと毎日、樒と閼加の水を持って、どこからともなく一人の女が現れる。 いつものように庵を訪ねて来た女は、秋も暮れて夜寒をしのぐ衣を僧都に乞う。僧都は... 2025.01.17 下座演目
狂言 三本柱 – さんぼんばしら 【物語】大果報の者が普請をし、山に木を三本切らせてあるので冠者を取りにやらせる。 ただし、 一人が二本ずつ持ってくるようにと注文を出す。 山に着いた三人は、はじめ一人が一本ずつ持つがこれでは主人の注文に当てはまらぬので考えた末に、太郎の案で... 2025.01.17 狂言
上座 猩々 – しょうじょう 【作者】 不詳【季節】一 秋(九月)【所】軒 ・潯陽の江【物語】中国は金山の麓、揚子汀のほとりに住む高風は、市に出て酒を売れば富貴の身になるという不思議な夢を見る。その通りにすると次第に富貴の身となった。もう一つ不思議なことがあり、市ごとに... 2025.01.17 上座演目
上座 船弁慶 – ふなべんけい 【作者】 観世小次郎信光【季節】 冬(十一月)【所】摂津・大物の浦【物語】源義経は兄頼朝との不和からその疑いを晴らすため西国落ちを決意し、摂津の国大物の浦に到着する。静御前もここまでついて来たのであるが、弁慶の諫で都に帰す事になったが聞き入... 2025.01.17 上座演目
狂言 末広 – すえひろ 【物語】果報者(富豪)が祝宴の来客の進物用に末広がり(扇の一種)を買い求めるため、太郎冠者を都へ使わす。末広がりが何であるかを知らない太郎冠者は末広がりを買おうと呼び歩いていると、都の男に呼び止められ事情を聞きかれる。太郎冠者が末広を知らな... 2025.01.15 狂言