狂言

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痺 -しびり

【物語】主人は、 太郎冠者に、堺へ行き宴席の肴を求めてくるよう命じる。 気が進まない太郎冠者は、「家の中の用事があるので」 と代わってもらおうとするが誰もいない。突然、太郎冠者は 「痛い、痛い」と叫び座りこんでしまう。主人が訪ねると、 持病...
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三本柱 – さんぼんばしら

【物語】大果報の者が普請をし、山に木を三本切らせてあるので冠者を取りにやらせる。 ただし、 一人が二本ずつ持ってくるようにと注文を出す。 山に着いた三人は、はじめ一人が一本ずつ持つがこれでは主人の注文に当てはまらぬので考えた末に、太郎の案で...
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末広 – すえひろ

【物語】果報者(富豪)が祝宴の来客の進物用に末広がり(扇の一種)を買い求めるため、太郎冠者を都へ使わす。末広がりが何であるかを知らない太郎冠者は末広がりを買おうと呼び歩いていると、都の男に呼び止められ事情を聞きかれる。太郎冠者が末広を知らな...
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節分 – せつぶん

【物語】節分の夜、 夫が出雲大社へ年取りに出かけたので、一人で留守番をしている女のところへ蓬莱の島から鬼が訪れる。美しい人妻に心を奪われた鬼は言い寄るが、冷たくされて、ついには泣き出してしまう。その様子を見た女は、 同情しなびくと見せかけて...